拍手ありがとうございます!
ちょこちょこ押してくれる人がいて嬉しいです^^
コラボ作品が出来たので、UPします〜。
霜月さんとのコラボ作品「彼女の物語」の続きです。
この作品は、詩で物語を綴る形で、最初の「桜舞い」から、詩が繋がっているんですよね。
そこを意識して読むと、詩がよりよく理解できると思います。
順番的には、「桜舞い」→「蛍星」→「紅葉風」→「儚雪」となっています。
「儚雪」の続きも書かれているそうなので、私も続きが楽しみですw
『紅葉風』

赤い夕焼け。
もみじの葉が赤に染まる頃。
少し冷たくなった手を彼と重ねて。
感じ合っていた。
その暖かさを。
その温もりを。
彼と歩く道。
どこまでも続いてくれると思っていた道。
途切れてしまった。
大きな灰色の鉄。
赤色に止まらない塊。
彼が私を突き飛ばす。
夕日に重なる赤。
その世界で一番の、赤。
いつもは優しく微笑んでくれるのに。
いつもは強く抱きしめてくれるのに。
私がどれだけ叫んでも、彼の言葉は返ってこない。
生きている。
すぐ近くで生きている。
でも彼の言葉は未だ返ってこない。
私は彼を白の小箱に閉じ込めた。
小さな風に紅葉が舞う。
無数の赤が舞い遊ぶ。
どれだけ永遠を願っても。
いずれ落ちてしまうけれど。
また風が吹けば舞い上がる。
紅葉風。
会いたくて、でも会えない。
私が彼を縛り付けたから。
でも。
風に願う。
彼の元まで届けてください。
再び貴方が謳いますように。
願いを片手に。
紅葉を空へと風に流した。
『儚雪』

近いところで、でも遠くて。
そんな街の風景や通り過ぎる人々は。
今夜という日の冬の冷たさを忘れさせてくれる。
でもそれだけで。
私は一人だから、今夜という日からは逸れていて。
口から吐いた息だけがとても白くて。
まるで私の心の象徴のように。
それは空へと昇って行った。
今日という日のために町は着飾って。
全てを柔らかな雰囲気で包み込む。
仲でも一番着飾っていて目立ちたがりなモミの木は。
公園の中心で静かに今日を見守っていた。
植物の名前にはあんまり詳しくは無いけれど。
クリスマスツリーくらい、私だって知ってるよ。
ベンチに腰掛け、モミの木の膝元で。
騒がしい中に流れる音楽を聴いた。
私の目の前を何人もの人々が通り過ぎる。
あるいは恋人。
あるいは家族。
とても大切な人に違いない。
今の私にはないもの。
一人で。
十秒か、一分か。はたまた一時間か。
ふと頬に冷たい感触が広がった。
右手でそっと触れる。
雨だと思った。
しかし、空を仰ぎ見ると。
それはとても美しくて。
とても儚くて。
一瞬のものだったけど。
儚雪
約束の日に思い出す。
すでに会えない彼のことを。
気づかず流した涙が零れて。
雪と一緒に地面に消えた。
ちょこちょこ押してくれる人がいて嬉しいです^^
コラボ作品が出来たので、UPします〜。
霜月さんとのコラボ作品「彼女の物語」の続きです。
この作品は、詩で物語を綴る形で、最初の「桜舞い」から、詩が繋がっているんですよね。
そこを意識して読むと、詩がよりよく理解できると思います。
順番的には、「桜舞い」→「蛍星」→「紅葉風」→「儚雪」となっています。
「儚雪」の続きも書かれているそうなので、私も続きが楽しみですw
『紅葉風』

赤い夕焼け。
もみじの葉が赤に染まる頃。
少し冷たくなった手を彼と重ねて。
感じ合っていた。
その暖かさを。
その温もりを。
彼と歩く道。
どこまでも続いてくれると思っていた道。
途切れてしまった。
大きな灰色の鉄。
赤色に止まらない塊。
彼が私を突き飛ばす。
夕日に重なる赤。
その世界で一番の、赤。
いつもは優しく微笑んでくれるのに。
いつもは強く抱きしめてくれるのに。
私がどれだけ叫んでも、彼の言葉は返ってこない。
生きている。
すぐ近くで生きている。
でも彼の言葉は未だ返ってこない。
私は彼を白の小箱に閉じ込めた。
小さな風に紅葉が舞う。
無数の赤が舞い遊ぶ。
どれだけ永遠を願っても。
いずれ落ちてしまうけれど。
また風が吹けば舞い上がる。
紅葉風。
会いたくて、でも会えない。
私が彼を縛り付けたから。
でも。
風に願う。
彼の元まで届けてください。
再び貴方が謳いますように。
願いを片手に。
紅葉を空へと風に流した。
『儚雪』

近いところで、でも遠くて。
そんな街の風景や通り過ぎる人々は。
今夜という日の冬の冷たさを忘れさせてくれる。
でもそれだけで。
私は一人だから、今夜という日からは逸れていて。
口から吐いた息だけがとても白くて。
まるで私の心の象徴のように。
それは空へと昇って行った。
今日という日のために町は着飾って。
全てを柔らかな雰囲気で包み込む。
仲でも一番着飾っていて目立ちたがりなモミの木は。
公園の中心で静かに今日を見守っていた。
植物の名前にはあんまり詳しくは無いけれど。
クリスマスツリーくらい、私だって知ってるよ。
ベンチに腰掛け、モミの木の膝元で。
騒がしい中に流れる音楽を聴いた。
私の目の前を何人もの人々が通り過ぎる。
あるいは恋人。
あるいは家族。
とても大切な人に違いない。
今の私にはないもの。
一人で。
十秒か、一分か。はたまた一時間か。
ふと頬に冷たい感触が広がった。
右手でそっと触れる。
雨だと思った。
しかし、空を仰ぎ見ると。
それはとても美しくて。
とても儚くて。
一瞬のものだったけど。
儚雪
約束の日に思い出す。
すでに会えない彼のことを。
気づかず流した涙が零れて。
雪と一緒に地面に消えた。
2007.05.17 22:22 | 彼女の物語(コラボ作品) |
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crisで会った霜月さんの詩に挿絵を付けさせて頂きました。
詩で物語を綴っていく形で、題名は『彼女の物語』です。
『桜舞い』

暖かい日差しの中
まだ私はぶかぶかの長袖
好きだと言ってくれた彼と
学校へと並んで歩いた
新しい学年になって
彼と同じクラス
無邪気に喜んだ三日前。
桜舞い
今日、
今だ石鹸の香りの残る制服着て
彼と一緒に通学して
少し恥ずかしくて
でもとても嬉しくて
緊張して口数も少なくなったけど
それでも
重なった掌は
心まで繋げてくれた。
学校までの並木道。
歩きなれたはずの道。
たくさん
とてもたくさん
話したいことがあったけど
いいよね?
風に舞う花びら
思わず釘付けになる
桜舞い。
それは
私にとっては
春からの祝福の言葉。
手を握る力が
少しだけ強くなった。
『蛍星』

なれない着物を着付けで
彼と歩いたお祭り
楽しかった時間の後
笑った彼に手を引かれ
お祭りの喧騒から離れ
にぎやかな光から離れ
どこに連れていってくれるのか
聞いた私に
ただ彼は静かな微笑みを向けてくれた
今に残る水田が並び
自然が大きく感じられる場所
辺りは真っ暗
光を拒む田舎道
静かに流れる風が
木々の
草花の
自然が奏でる歌を大きくする
一段分高くなった丘に彼が登って
私が追うと
すぐに両手で目隠しされた
暖かい彼の掌の感触
彼がもったいぶるように両手を離して
私は目の前の自然の絵に見入った
それは地上にある星々の輝き
蛍星
無数の蛍の輝きが
夏の彼からの贈り物
忘れられない思い出と
私だけの宝物
※詩はすべて霜月さん作です。
詩で物語を綴っていく形で、題名は『彼女の物語』です。
『桜舞い』

暖かい日差しの中
まだ私はぶかぶかの長袖
好きだと言ってくれた彼と
学校へと並んで歩いた
新しい学年になって
彼と同じクラス
無邪気に喜んだ三日前。
桜舞い
今日、
今だ石鹸の香りの残る制服着て
彼と一緒に通学して
少し恥ずかしくて
でもとても嬉しくて
緊張して口数も少なくなったけど
それでも
重なった掌は
心まで繋げてくれた。
学校までの並木道。
歩きなれたはずの道。
たくさん
とてもたくさん
話したいことがあったけど
いいよね?
風に舞う花びら
思わず釘付けになる
桜舞い。
それは
私にとっては
春からの祝福の言葉。
手を握る力が
少しだけ強くなった。
『蛍星』

なれない着物を着付けで
彼と歩いたお祭り
楽しかった時間の後
笑った彼に手を引かれ
お祭りの喧騒から離れ
にぎやかな光から離れ
どこに連れていってくれるのか
聞いた私に
ただ彼は静かな微笑みを向けてくれた
今に残る水田が並び
自然が大きく感じられる場所
辺りは真っ暗
光を拒む田舎道
静かに流れる風が
木々の
草花の
自然が奏でる歌を大きくする
一段分高くなった丘に彼が登って
私が追うと
すぐに両手で目隠しされた
暖かい彼の掌の感触
彼がもったいぶるように両手を離して
私は目の前の自然の絵に見入った
それは地上にある星々の輝き
蛍星
無数の蛍の輝きが
夏の彼からの贈り物
忘れられない思い出と
私だけの宝物
※詩はすべて霜月さん作です。
2007.04.20 19:32 | 彼女の物語(コラボ作品) |
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